世界の海運の流れは日本を素通り、港湾整備事業の見直しを
2009年度横浜市決算特別委員会・港湾局審査で、日本共産党を代表して白井まさ子議員が南本牧ふ頭整備について、質問しました。
南本牧ふ頭では、水深20メートルの大水深バースのMC-3コンテナターミナル整備事業が2007年から2012年までの予定で進行中です。この整備は、岸壁整備を国が、用地造成(埋め立て)を市が、ターミナル整備を公社等が行う方向で検討中です。総事業費は435億円で、全体の進捗率は約58%です。また、今年、東京・川崎・横浜の3港が京浜港として国から国際コンテナ戦略港湾に指定されました。
横浜港は国のスーパー中枢港湾に指定されて6年が経ち、港湾施設整備は進みましたが、コンテナの取扱量はアジア主要港と大きく差がついており、国内地方港の海外向け貨物のうち、100万個が釜山港で積み変えられているのが現状です。
白井議員は、「世界の海運会社の日本離れが急速に進んでいるという見方があり、日本の海運会社ですら釜山などにシフトし、日本を素通りしている状態。新コンテナターミナル整備計画とこの事業は見直すべきではないか」と質問しました。
港湾局長は、「横浜港のコンテナ貨物の取扱は基本的には増加基調にあり、引き続き、貨物航路の誘致を進め、海運動向を踏まえながら適切な施設整備を行う必要があると考えている」と答えました。
質問および答弁全文はこちらをごらんください。