子ども、中小企業、緑を守ってと市長に要望
日本共産党の横浜市議団は24日、2011年度予算編成に対する重点要望を林文子市長へ提出しました。
要望は、4つの大項目232の重点事項になります。これらは、この夏に行った市民の方々や市内各界の団体から寄せられた要望を踏まえて市議団が作成したものです。
大貫憲夫団長は、この間重ねてきた懇談のなかで、不景気の影響を強く感じたと述べ、「特に、子どもに対する支援と中小企業を応援する施策を強めてほしい」と要望しました。 また、来年度には対応できないような要望については、今年中に決定する中期計画へ積極的に盛り込むよう、求めました。
関美恵子議員は、「あと少しの予算で充実する施策が多いという女性ならではの市長の目線で、温かい支援を」と訴えました。
かわじ民夫議員は、横浜の緑を守ることを訴え、「栄区の瀬上沢などの貴重な緑を、市として守る必要がある。開発調整条例の改正などで乱開発に歯止めを」と要望しました。
白井まさ子議員は、「9月市内小中学校を訪問したが、ひどい暑さと湿気でした。エアコン設置や窓を開けて風と通すようにするなど、来年度は勉強できる環境をつくるために、早急に予算をつけてほしい」と述べました。
林文子市長は、「共産党の質問や要望は本当にきめ細かい。市民の発想から作成された意見だと感じ、参考にしている。福祉や子育て、中小企業など、共通する考えも多い。政策のバランスから、すべてとは難しいが、実現できるものは取り入れていきたい」と述べました。
市長応接室には、林市長のおつれあいが描いた「道」という題のフランス農村風景の水彩画がありました。「君にはこの道だ」とまっすぐに道が描かれた絵をくださったそうです。市長の提案で、その絵の前で記念撮影を行いました。
「2011年度横浜市の予算編成に対する日本共産党の重点要望書」は”こちら” (PDF)をご覧下さい。