6月9日(土)かながわ県民センターにて、横浜教科書採択連絡会主催の『心の中まで国のもの?~中学校道徳教科書 その内容と問題点を考えよう~』教科書学習会が開かれました。
党市会議員団からは、大貫憲夫議員(青葉区選出)が参加しました。
開会時、横浜教科書採択連絡会より、『「特別の教科」とされる中学校道徳の教科書が、今夏に採択される。検定合格した8社のうち5社が、「思いやり」や「愛国心」など、心の中まで数値で自己評価させるものとなっている。どんな教科書がどんな目的で出版されるのか、注視していかなくては』と挨拶しました。
『道徳の教科化・中学校道徳教科書の問題点』の講演では、
①国が、懇意的に決めた「善いこと=徳目」の羅列になるほかない。
②ほんとうは社会に問題があることを、子どもの心のあり方にすりかえる。
③労働を「奉仕」として神聖化。
④マイノリティの題材は、皆無でないがきわめて少ない。
などが挙げられ、中でも日本教科書が全8社中、突出して問題点が多いと発言がありました。
また、日本教科書の問題点として、
①他社より1単元あたりの分量が多い為、1コマでは終わらないか詰め込み授業にならざるを得ない。
②ジェンダーや家族のあり方として、「偉人」はみな男性。
③「植民地支配」という枠組みに触れずに「偉人」を紹介。
④本文とは無関係に、伊方原発の写真が掲載されている。
⑤検定違反とおもわれる安倍首相の演説が掲載されている。現政権にべったり(検定違反では?)安倍首相の演説載せている現政権にべったり(検定違反では?)安倍首相の演説載せている
⑥日本教科書の所在地は、ヘイト本で売上をのばした出版社の晋遊社ビル内。
続いて、藤沢の教科書・採択問題にとりくむ会より、『教科書をくらべてみると?問題だらけの教科書も・・』として、報告がありました。
最後に、6月4日から7月まで、市内各区の市立図書館で開かれている教科書展示会への参加の呼びかけがありました。 展示会では、今年採択が行われ来年から2年間使用される中学校道徳教科書の見本を閲覧することが出来ます。こんな教科書は困る、こんな教科書を選んでほしいなど、皆さんの意見や感想を届けましょう!
8月初旬の市教育委員会議で教科書の採択があります。どなたでも傍聴できます。
尚、“検定中学校『道徳』教科書を読む”と題する特集記事が、日本共産党中央委員会発行の月刊誌『前衛』7月号に掲載されています。
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