高速横浜環状南線工事、市は住民の暮らしと財産を守る立場を貫け
岩崎ひろし議員(戸塚区選出)は13日、2015年度決算特別委員会の道路局審査で、道路局決算、高速横浜環状南線事業について質問しました。
高速横浜環状南線事業は、国土交通省が2014年4月に、開通を2020年の東京オリンピック開催に合わせると公表しました。そのため、地盤沈下や環境破壊、騒音などを不安視する地域住民の声を軽視して、強引に工事が進められています。
トンネルの工法と環境対策をめぐる問題では、地元住民は環境に配慮した非開削工法での工事を望んでいるにもかかわらず、事業者は開削工法で行うと説明しています。また、栄区連合町内会が要望したトンネル内から排出される汚染された空気の環境対策である脱硝装置を設置しないとしています。
岩崎議員は、これらは住民説明会などで住民と約束してきたことであり、あまりに不誠実だと指摘。市は沿線住民の暮らしと財産を守る責任があることから、住民との間で合意されたことや、強く要望されていることを事業内容に盛り込むなどの責任を果たすべきだと主張しました。
中島道路局長は、工法の検討については地域の方々と話し合いを続けることが必要であり、脱硝装置については、設置を業者に働きかけていくと答えました。
◎質問と答弁の全文はこちら「■道路局(岩崎ひろし)」をご覧ください。