市政ニュース
2016年10月3日

【決算特別委員会】宇佐美議員が資源環境局審査で質問

鶴見資源化センターの劣悪な労働環境を改善せよ

資源循環局審査で質問する宇佐美議員 宇佐美さやか議員(神奈川区選出)は3日、2015年度決算特別委員会の資源循環局審査で、鶴見資源化センターの劣悪な労働環境について質問しました。
 鶴見資源化センターは、市内から回収してきた缶・ビン・ペットボトルの資源化などを担う施設で、横浜市が公営財団法人横浜市資源循環公社に施設の管理・運営を委託し、さらに公社が横浜市資源リサイクル事業協同組合に缶・ビン・ペットボトルの選別作業などを委託しています。市と公社、協同組合の3者は日常的に情報共有し意思疎通を図り、市は衛生管理に注意を払うよう公社に指導しているとしています。
 先日、日本共産党横浜市会議員団に、鶴見資源化センターで選別作業をしている従業員の方達から、労働環境の改善要望が寄せられました。そこで宇佐美議員は、従業員の方達から話を聞き、実際の現場を視察しました。
 選別作業現場では、ネズミやゴキブリなどが出て、ダニに噛まれる被害もでており、悪臭が漂い、ガラス片が散乱し、クロスが剥がれたままの壁が放置されているそうです。この夏は、エアコンが壊れて一ヶ月以上動かなかったとのこと。業者が回収して持ち込んだ資源ごみの中に、ハト、カラスや犬の死骸やペットボトルに入った医療用の注射針や針灸院の針などの異物が混入されていることがあり、手作業で選別作業を行う作業員にとって、汚く危険な環境であることが分かりました。
 宇佐美議員は、横浜市が責任を持って作業現場の環境改善に努めるべきであるとともに、市民に対して分別ルールの啓発、回収業者への回収ルールの徹底を行うよう、求めました。

 資源循環局長は、害虫被害の発生や作業環境について調査し、公社と話し合いながら指導、調整していく、分別については、その大切さを市民に伝えていくと述べました。平原副市長は、市の役割、公社の役割、協同組合がそれぞれ役割の中で、作業員の方達の労働環境が少しでも向上するように取り組んで行きたいと答弁しました。

◎質問と答弁はこちらをご覧ください。


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