日本共産党横浜市議団は9月23日埼玉県を訪れ、さいたま市では放課後児童クラブ(学童保育)の施策について、志木市では少人数学級編制について視察をしました。あらき由美子、白井まさ子、みわ智恵美の各議員と政務調査員1名が参加しました。
さいたま市:全小学校に複数の放課後児童クラブを設置
はじめに伺ったのは、さいたま市の大宮区、JR大宮駅西口から徒歩10分にある「NPO桜木じゃりんこ」です。このクラブはさいたま市立桜木小学校の敷地内にあり、2階建ての建物の2階です。1階には「NPO桜木げんごろう」という別の学童クラブがあります。
さいたま市では、全ての小学校に複数の放課後児童クラブが配置されています。
さいたま市学童保育連絡協議会の加藤哲夫さんから、さいたま市の放課後児童クラブの概要、現状と課題点などの説明を受けました。また、桜木じゃりんこの指導員のお二人から、実際のクラブ運営についてお話をうかがいました。
志木市:小学校低学年で独自の25人程度を実施
次に伺ったのは、さいたま市の隣にある志木市です。志木市では、2002年度から市の花の名前をつけた「ハタザクラプラン」と呼称した市独自の少人数学級編成を行っています。子どもの個性を伸ばし、豊かな人間性を育むためには教師の目が行き届くよう、生活集団を少人数化することが効果的であるとの考え方が施策の主旨です。
具体的には、小学校の1・2年生は25人程度学級(18~29人)、3年生は28人程度学級(20~32人)以下の学級編成としています。昨年度、そのために必要な15人の教員を、市費で採用しています。
説明していただいた市教育委員会指導主事の南雲秀隆さんは、他市から来た先生から、志木市の学校は落ち着いてますねといわれます、中・高学年についても少人数学級を行いたいが予算上できないと、残念そうに語っていました。
日本共産党横浜市議団は、今回の視察で得られたことを活かして、横浜市の施策をよりよりものにしていくために取り組んでいきます。
視察報告書はこちらです。