【報告者】古谷やすひこ 2026年7月23日
横浜市会グリーンエキスポ・緑委員会の行政視察2日目です。
今日は何といっても、大阪・堺市にあるコスモ石油堺工場で、国産SAF(サフ)工場を視察したことが一番印象的でした。
SAFとは「Sustainable Aviation Fuel(サステナブル・アビエーション・フューエル)」、日本語では「持続可能な航空燃料」と呼ばれるものです。
皆さんも、使い終わった食用油、いわゆる廃食油を「捨てずに回収してください」という呼びかけを見聞きしたことがあると思います。実は、その廃食油が最終的にこの堺工場へ集められ、航空燃料へと精製されています。
技術的な詳しい仕組みは私も十分理解できたわけではありませんが、集められた原料の約8割が航空燃料になるそうです。この歩留まりの高さは世界的に見ても非常に優れているとのことでした。
現在、この分野ではヨーロッパやアメリカが先行していますが、日本ではこの堺工場が唯一の国産SAF製造拠点として頑張っています。その高い技術力が評価されているというお話でした。
ここでは年間約3万キロリットルのSAFが生産されています。
また、国内では年間約50万トンの廃食油が発生しており、そのうち約10万トンが家庭から出ているそうです。横浜では、この家庭から出る廃食油の多くが、そのまま廃棄されているのではないかと思います。
一方で、藤沢市や平塚市などでは、行政が廃食油の回収に取り組んでいます。また、事業者から出る廃食油については、海外企業に買われ、輸出されている現状もあるようです。
もちろん、SAFは従来のジェット燃料よりコストがかかります。しかし、環境負荷を大幅に減らすことができる燃料です。環境のために必要なコストを社会全体で負担することが当たり前になれば、SAFはもっと広く利用されるようになると思います。
そう考えると、日本がこの分野で世界に後れを取ってはならないということを強く感じました。本当に興味深く、大変勉強になる視察でした。
これからも持続可能な社会、そして環境を守るまちづくりに向けて、私たちもしっかり取り組んでいきたいと思います。
