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2025年度予算特別委員会 2月27日 ■下水道・河川局(みわ智恵美)

○渡邊忠則副委員長 次に、みわ智恵美委員の質問を許します。
◆みわ智恵美委員 みわ智恵美です。党を代表し質問いたします。よろしくお願いいたします。  大地震が発生したときには下水道管の破損状況などが確認されるまでトイレが使えない、水が流せないなどの不安があります。また、河川の堤防決壊での浸水被害が起きていないかなど、市民生活に深刻な不安が広がります。  そこで、2024年、令和6年度から新たに下水道河川局となり水インフラに関する施策が一体的に推進されている中、昨年11月、下水道と河川が一体となって大規模地震を想定した下水道河川BCP訓練を実施されております。非常に重要なよい取組だと思います。  そこで、大規模地震を想定したBCP訓練の目的について局長に伺います。
◎遠藤下水道河川局長 まず、目的でございますけれども、下水道と河川が一体となった局の防災体制の強化、そして地震時における迅速で的確な情報処理能力と判断力の向上、また、非常時の対応ができる職員数の拡大に向けた技術継承、さらには能登半島地震の経験を踏まえました応急復旧に向けた調整力の向上といったことを目的といたしまして、下水道と河川が一体となったBCP訓練を実施いたしました。
◆みわ智恵美委員 地震時における下水道と河川の応急復旧に向けて今回の訓練では職員の方は具体的にどう動かれたのか、伺います。
◎小塚マネジメント推進部長 下水道と河川の関係部署から総勢約80名の職員が参加し、ロールプレイング方式による訓練を2つのフェーズに分けて実施しました。1つ目は発生から24時間後を想定し主に参集状況や被害情報の集約受伝達を行う訓練、2つ目は72時間後を想定し被害調査の進め方や応急復旧に向けた対策の検討を行う訓練を実施しました。
◆みわ智恵美委員 具体的に災害対応力の向上に向けて様々な状況を想定した訓練を行っていると伺いましたけれども、このたびの訓練を通じて得られた成果と今後に生かすべき課題について局長に伺います。
◎遠藤下水道河川局長 訓練の結果、新たな局としての災害時の連絡体制や、重要施設に接続する下水道管や河川護岸の応急復旧に向けた手順の確認ができました。一方で、被害情報の収集や整理、共有を迅速かつ効率的に行うためのデジタル技術の導入、また、災害対応の長期化を踏まえました班体制の構築の必要性といった課題も見つかっております。引き続き訓練と検証を重ねまして、BCPをブラッシュアップしていくことで危機管理対応能力の向上につなげてまいります。
◆みわ智恵美委員 よろしくお願いいたします。  さて、地震のみならず、頻発化、激甚化する豪雨災害に備えるために水害に対する危機管理体制の確保に向けても日頃からの訓練が大変重要と考えます。そこで、水害を想定した下水道河川のBCP訓練にも取り組むべきと考えますが、局長に伺います。
◎遠藤下水道河川局長 これまで下水道事業では各水再生センター、ポンプ場での災害対応訓練、また、河川事業では河道、護岸等の一斉点検といったことを出水期前に民間団体や土木事務所と連携して対応してきております。これらの取組や、先ほどから御質問いただいておりますが、今年度実施した地震を想定した下水道河川が一体となった訓練で得た成果、さらには課題を踏まえまして、大雨の際にも下水道と河川が連携して迅速な行動が取れるよう、こういったBCP訓練にも取り組んでまいります。
◆みわ智恵美委員 局として全体で災害対応力の向上にさらに取り組んでいただきますよう期待をいたしまして、要望いたします。  一方で、緊張感を持って災害時の市民の暮らしを守るためにと行われているこの災害時BCP訓練が市民には知られていないと感じます。訓練についての広報が行われることで市民が知れば安心を広げ、さらに市民の側からの協力についての啓発となるのではないでしょうか。広報について今後どう進めるのか、伺います。
◎平原副市長 昨今の大地震や全国で頻発する風水害に対しまして市民の皆様に御不安を抱かせないためにも、下水道や河川のBCPの取組を周知していくことは大変重要な観点だと考えます。これまでの訓練をはじめ本市のBCPの取組を市民の皆様に伝わるよう、ホームページ、広報よこはま、新聞あるいはテレビなどを通じまして積極的に情報を発信していきたいと考えます。
◆みわ智恵美委員 よろしくお願いいたします。  さて、2019年、令和元年に港南区の日野川では河川改修事業進行中に流域の高台で発生したゲリラ豪雨による浸水被害が出ました。浸水被害の実態とその原因について伺います。
◎早川河川部長 令和元年9月3日の大雨により日野小学校付近の日野川周辺において、床上32棟、床下13棟のほか、日野川インターチェンジ付近を含めた道路冠水などの浸水被害が発生しました。消防局港南台出張所で時間降雨量86ミリの大雨を観測し、地形的に低い日野川周辺に雨水が一気に流れ込んだことが原因と考えられます。
◆みわ智恵美委員 こちらのスライドは日野川流域の標高図です。(資料を表示)ちょっと見えにくいのですが、浸水被害が起きたところの標高は大体20メートル以下でした。今御説明がありました。しかし、被害発生地域よりも下流の標高では2メートルも3メートルも低い地域で、河川改修完了地域では被害が起きていませんでしたので、改修の成果を実感したところです。こちらのスライドは日野川河川事業費の推移です。このグラフの説明をお願いします。
◎遠藤下水道河川局長 お示ししていただいているグラフですが、凡例にございますように、青い棒が国庫補助事業、オレンジ色の棒が市単独事業となっております。日野川の事業に関しましては、準用河川の改修事業ということで国から採択を受けておりますけれども、第1期という形で採択をいただいていたのがこちらの青いグラフにありますように令和元年度まででございました。この準用河川の国庫補助事業に関しましては国費の上限額が決まっておりますので、そこで1回打ち切られているような形になっております。そのような中で、今委員からもありましたけれども、令和元年に浸水被害が発生したこともありまして、今申し上げましたように令和元年で1回切れたので、令和2年度は青の棒グラフ、いわゆる国庫補助事業はありませんけれども、この令和2年度に積極的に国交省に働きかけたことで、第2工区として御所が谷橋から上流部が新たに採択されたことによりまして、また令和3年度から国庫補助事業が継続して採択されておりますので、このようなグラフになっているということでございます。さらには、事業費全体を見ていただいても分かるかと思いますが、第2工区に関しましては令和4年度が一番多い事業費になってございますけれども、この令和4年度に関しましては、地域の皆様の御協力を最大限頂戴いたしまして河川改修に必要な用地買収を行ったということもありまして、この事業費が伸びております。令和5年度以降はおおむね1億5000万円レベルの河川事業費をこの日野川の河川改修事業に投入しているという状況でございます。
◆みわ智恵美委員 浸水被害が発生した翌年は、今御説明ありましたけれども、市が単独の予算を立てて工事推進に当たっていただいて、大変強い決意も感じたところです。日野川のこれまでの整備状況と2025年度の予定について伺います。
◎早川河川部長 今局長からも御説明いたしましたけれども、日野川の日野小学校付近で国費を導入し事業の進捗を図るために新たに令和3年度に準用河川改修事業の工区として位置づけまして、令和4年度には地権者の方々の御理解をいただき、おおむね用地買収が完了しています。現在、御所が谷橋の架け替え工事に向けまして周辺の護岸整備及び工事用進入路として使用する仮設構台の整備を進めています。令和7年度は引き続き仮設構台と護岸の整備を行います。
◆みわ智恵美委員 よろしくお願いします。  こちらのスライドは、先ほど同じ地域の標高を示したものです。令和元年の浸水被害発生時、先ほど御説明ありました時間80ミリを超える雨が、この地図のさらに南側の標高70メートルにある港南台消防出張所で記録されております。この地域の高台に降った雨が一番低い標高20メートル以下の日野川周辺に一気に流れ込んで、そのときに下水も川ものみ込み切れなかった結果の浸水被害です。下水道河川局は強靱なまちづくりとして下水道と河川が一体となった流域治水に取り組むとしています。日野川流域では流域治水としてはどのように進めていくのか、局長に伺います。
◎遠藤下水道河川局長 まずは引き続きという形になりますけれども、御所が谷橋を含む新たに設定いたしました日野川準用河川改修事業区間の河川整備を着実に進めてまいります。あわせまして、御所が谷橋上流域の効果的な治水対策につきまして検討を進めていきます。加えまして、御紹介もいただきましたけれども、下水道による新たな浸水対策プランも今策定に向けまして取り組んでおりますので、こういったことの推進でありますとか、河川水位の公表、土のうステーションの活用など、この流域全体の治水安全度が高まるようしっかりと取り組んでいきたいと考えております。
◆みわ智恵美委員 今後も想定外の雨に見舞われることを踏まえて、市全体としての流域治水について伺います。
◎平原副市長 これまでも、河川改修や下水道整備といった根幹となる治水対策に加えまして、降った雨を流域でためてゆっくり流すために公園や学校などにおける雨水貯留浸透施設の整備、樹林地の保全といったグリーンインフラの展開、さらには雨水浸透ますや雨水貯留タンクの設置など、市民の皆様の御協力もいただきながら流域治水に精力的に取り組んできております。近年の豪雨災害等にしっかりと対応していくためにも、引き続き流域治水の取組を推進していきたいと考えています。
◆みわ智恵美委員 ありがとうございます。よろしくお願いします。  川は市民生活を守る治水の面とともに、潤いを市民生活にもたらす場です。こちらのスライドは平戸永谷川の水辺の様子です。水辺愛護会の皆さんが中心になって土木事務所や地域住民、事業所が一体となって進めておりますけれども、市民と協働してどのように水辺環境向上を今後進めていくのか、伺います。
◎遠藤下水道河川局長 河川でございますけれども、本来持っている流域治水という役割をしっかりと果たすということは大変重要だと思いますけれども、加えて、やはり都市の貴重な水辺空間として親しみのある整備をしていく、こういった観点も必要かと考えております。日野川に関しましては、地域の代表の方が中心となりまして区役所と連携した検討会で河川環境整備のプランとして遊歩道や親水広場など「日野川の道 基本構想」を策定していただいております。こういったことを踏まえながら、護岸改修が優先になりますけれども、この護岸改修の進捗などを見ながら検討を進めてまいりたいと考えております。
◆みわ智恵美委員 終わります。ありがとうございました。