○谷田部孝一副委員長 質問の通告がありますので、順次これを許します。 なお、投影資料の使用の申出があったものについては、いずれもこれを許します。 それではまず、宇佐美さやか委員の質問を許します。
◆宇佐美さやか委員 日本共産党を代表し質問します。よろしくお願いいたします。 私の住んでいる神奈川区では外国人の人口が10年前に比べて1.8倍になったということを昨年の決算局別審査でも冒頭に述べました。やはり外国人が増加し、文化や習慣の違いから地域住民とのトラブルになることはなくしたい中で、本市は昨年10月から先行9区でプラごみの分別方法が変わりました。神奈川区では後発の今年4月からの開始ですが、捨て方が変わることを在住外国人にも知っていただくことが必要だと考えています。周知できなかったことでトラブルになってしまうというのは誰にとっても不本意だと思います。神奈川区では、昨年3月に待望の神奈川区多文化共生ラウンジがオープンしました。そこでもプラごみの分別方法をお知らせしていただきたいのですが、在住外国人に対してこういった生活情報をどのように提供していくのか、伺います。
◎米澤総務部長 生活に関わる身近な情報をどのように提供しているかですが、ホームページやSNSで発信したり冊子を作成するなど、国際交流ラウンジごとに工夫して多言語で情報を提供しています。ごみの出し方の変更については、昨年の8月に資源循環局の職員から全ラウンジのスタッフが説明を受け、外国人向けの情報発信を行うとともに、相談が寄せられた場合は対応ができるようにしています。
◆宇佐美さやか委員 対応していただくということですが、先日、神奈川新聞で本市が外国人意識調査を実施したことが報道され、様々な不安を持っておられることが分かりました。国際交流ラウンジでは、困っている外国人の支援だけでなく日本語学習支援教室に対する支援や多文化共生への理解の普及と啓発など、本当に幅広い取組をしてくださっている中で、今回このプラごみの分別方法など変更の情報を知ることができるのがラウンジ設置の区だけだということは避けたいと思います。国際交流ラウンジの設置されていない区に対しての来年度の新たな取組を伺います。
◎米澤総務部長 国際交流ラウンジが設置されていない区の希望により、令和7年度から日本語教室で活躍できるボランティアの養成講座やスキルアップのためのブラッシュアップ講座を横浜市国際交流協会YOKEに委託して実施し、在住外国人の日本語学習を支援します。
◆宇佐美さやか委員 そういった支援もしてくださって、教えるほうのスキルも大事だと思いますので、そちらもスキルアップを要望したいと思います。 プラスチックごみの分別にこれだけこだわるのは、やはり世界規模で取り組まなければならない課題だからです。こういった課題も共有していくことが必要だと考えます。今後も増えることが見込まれる在住外国人に必要とされる国際交流ラウンジ、まだ設置されていない残りの5区への早期設置をしていただきたい。これは昨年の局別でも伺いました。改めて伺います。
◎三枝国際局長 国際交流ラウンジは、地域住民と外国人の間の課題解決を支援し、地域における多文化共生を実現するための重要な役割を担っていると認識をしております。ラウンジの設置につきましては、外国人の増加状況や場所、担い手、コストなどの課題も踏まえ、設置主体となる区や地域のニーズを把握していくことが必要と考えております。
◆宇佐美さやか委員 今後も国際交流ラウンジが身近な地域社会の多文化共生の拠点となるように局としてラウンジの運営の面で予算を増やすなど、ボランティア頼みではないしっかりとした人員体制もできるようにサポートしていただきたいですし、残りの5区に早期設置していただくことを要望し、次の質問に移ります。 本市の核兵器廃絶と国際平和推進事業の取組について伺います。 昨年12月、ノーベル賞の選考委員会は、長年にわたり生きている間に核兵器を世界中からなくしたいと運動を続けてこられた日本原水爆被害者団体協議会へノーベル平和賞を授与しました。被団協の皆さんに心よりお喜び申し上げます。 そこでまず、被団協のノーベル平和賞受賞に対する局長の所感を伺います。
◎三枝国際局長 核兵器のない世界と恒久平和の実現に向けた長年の御活動が大きな実を結んだものと考えております。心より敬意を表するとともにお喜び申し上げます。
◆宇佐美さやか委員 1月に日本原水爆被害者団体協議会の事務局次長をしておられる鶴見区在住の和田征子さんが議員に被爆の実相をお話してくださいました。局長も皆さんもおられたと思いますが、私は、原水爆禁止世界大会に何度か参加している中で、被爆者の皆さんのすさまじい体験はやはりつらくてもしっかり聞いて次の世代へ語り継がなければならないと感じました。来年度の国際平和推進事業で戦後80年というとことを意識しておられると思いますが、国際平和推進事業で取り組む内容を伺います。
◎米澤総務部長 国際平和講演会、パネル展示、小学生を対象とした平和学習プログラム、民間と協働で行う次世代向けのワークショップなどを予定しています。各取組では戦後80年を踏まえたテーマを盛り込んでまいります。
◆宇佐美さやか委員 戦後80年を意識してくださっていると思いますが、毎年私、局が実施している先ほど言っていただいた国際平和講演会も何度か伺わせていただきました。本当に毎回感動させられて、温かい気持ちになって帰るのです。今も外が寒いので、その温かい気持ちになりたいのですが、まだ企画中だとは思いますが、来年度の国際平和講演会はどのような内容なのか、検討しておられるか、伺います。
◎米澤総務部長 毎年開催している平和講演会のほかに、戦後80年を契機とした講演会の実施を検討しています。高齢となられた戦争を経験された方々から被爆の実相など過去の惨禍を直接聞き、幅広い世代の皆様が平和の大切さを考える機会となるよう取り組んでまいります。
◆宇佐美さやか委員 私は昨年度の決算特別委員会でそのように、やはり被爆者の皆さん、被害に遭われた方々の意見を聞く機会、最後の機会だと思いますのでぜひそういった機会をと言ったのですが、やっていただくということでありがとうございます。 大きな会場で多くの方向けの講演会も大事だと思いますが、もっと身近なところで平和に対する啓発が必要だと考えます。各区役所、図書館、今思いついてしまったのですけれども、動物園も戦後で本当に動物につらい思いさせてきた歴史があると思うのですけれども、そういったところでパネル展を実施してはどうか、伺います。
◎米澤総務部長 これまでも市庁舎や区役所、図書館などでパネル展を実施してきました。戦後80年を迎える令和7年度は、市民の皆様が身近な場所で平和について考える機会を多く創出するため、全18区の図書館で実施できるよう取り組んでまいります。
◆宇佐美さやか委員 全18区でやっていただけるということで、こうやって市民が平和を求めている中でロシアによるウクライナ侵攻が始まり3年が経過してしまいました。プーチン大統領が核による威嚇をちらつかせ、核兵器使用の脅威が迫る中、今回のノーベル平和賞受賞は大きな意味があります。今だからこそ日本は核兵器廃絶の先頭に立つときです。本市から政府に対して核兵器禁止条約への署名、批准することを求めていただきたいと考えますが、見解を伺います。
◎三枝国際局長 不安定な世界情勢においては、世界の各都市と連携した働きかけが効果的だと考えております。本市は平和首長会議の一員として核兵器のない世界の実現に向けて取り組んでおります。今後もピースメッセンジャー都市として、あらゆる核実験への抗議や啓発を通じ核兵器廃絶に向け取り組んでまいります。
◆宇佐美さやか委員 現在、核兵器禁止条約締約国会議が、第3回が開かれている最中です。推進、批准している国は70か国になりました。さきも述べましたように、今年は戦後80年を迎えます。核兵器の廃絶と国際平和を求める機運がいつになく高まる年になるように、局としてさらにすばらしい取組をしてくださることを期待しています。そして、ロシアのウクライナへの軍事侵攻、パレスチナ・ガザ地区へのイスラエルのジェノサイドなど、国際人道法、国連憲章をも踏みにじる行為に対して停戦を求める市民の声を各国に伝える運動を国際交流ラウンジなどとも連携して実施していただきたいと要望します。政府は軍事費を今後5年間で43兆円も増やすことを第1次トランプ政権時に約束させられました。戦争する国づくりが進められ、さらに、アメリカの核の傘に隠れ、核抑止論にしがみついています。戦争する国づくりではなく、多様性を認め合い、平和に共存できる核廃絶の先頭に立つ横浜市になることを期待して、質問を終わります。