【報告者:古谷やすひこ 2025年12月4日】
今日は、神奈川民医連さんから、医療や介護に関する要望を提出する行動のところに同席をさせていただきました。たくさんの要望をいただいたので、前編、後編でお届けしたいと思います。
まずは、健康福祉局に対して、後期高齢者の(医療費)窓口負担の配慮措置の再開を求めますという要望書です。これは、2022年の10月に、75歳以上の医療費の窓口負担が1割から2割へと引き上げられました。これが深刻な影響を与えていて、その急激な負担増を緩和するための措置として、配慮措置というものが導入されました。しかし、その配慮措置も今年の9月末で終了ということとなりましたので、その影響への実態の調査をぜひやっていただきたいということを、まずは言っております。横浜市に大きな影響があるんじゃないですかと聞くと、大規模な受診の抑制にはつながっていないようみたいなちょっと他人事のような回答されていましたので、そうではなくて、ちゃんとそういう影響が及んでいないかということを、ぜひ調べていただきたいと思います。
医療の現場では、高齢者の受診の抑制というのがどうなっているかというと、例えばお医者さんが次の受診日決めましょうかというときに、次の受診日はぜひ年金支給日の後にしてくださいとう話や、あるいは次の受診日は1ヶ月後じゃなくて2ヶ月後に伸ばしていただきたいということが言われます。適切な医療が、お金のために適切にかかれない状況が、今もそこに来ているというふうに思います。
また、もう一つは介護保険の問題です。これについては、ずっと問題が出ているやつであります。訪問介護の基本報酬の引き下げ、これを何としても撤回してもらいたいという中身です。またケアマネージャーさんの処遇、給与の引き上げ、これぜひやっていただきたい。これは、実は横浜市も強く求めています。介護従事者の全てが上がっても、ケアマネージャーさんが上がらないという事態がありました。しっかりケアマネージャーさんも給料の引上げを国によって行っていただきたいということを求めています。これは、横浜市も同意でありますので、一緒になって求めていきたいというところです。
また、介護保険制度の抜本的な改善。今のままだと、上り続ける保険料、そして使えなくなるサービスということが広がっていきます。これではもうやっていけません。何としても、これを改善させることをやっていきたいというふうに思います。事業所などの廃業も微増しているというふうに聞いていますので、しっかり改善を求めていきたいと思います。これからは後編に移ります。
