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【ココが問題】視覚障害の半数が困難だという選挙制度。改善が必要です!

【報告者:古谷やすひこ 2025年12月1日】

視覚障害者の選挙の実態調査、日本盲人福祉委員会というところから全国の視覚障害者団体や盲学校を通じて1022人の視覚障害者の方が回答した結果が出されています。

その中で、選挙に行くにあたって、「投票が困難だ」ということが半数以上の方がそう答えているということです。これは、実は本当にゆゆしき事態だなと思っています。障害者の方の選挙の方法について、バリアをなくすべきだというのは、私たちも再三再四述べてきたところであります。会場に行ってからのマニュアルは、それぞれの会場ごとの、投票所を設置したところでのマニュアルに書かれています。こういう風にバリアをなくしなさいよと書かれてあります。しかし、そもそも投票所に行くまで、家から投票所に行くまでは、山ほどバリアがあります。それだけではなくて、まず投票所が遠いという問題や、あるいは投票所に行く手段がない。これが結構高いと。あるいは点字投票や代理投票への対応が悪いということも示されています。

また、投票の秘密が守られているのかということが心配です。これは代筆をしたりすることの意思を確認して、代筆をするということをやっておりますが、そういうことへの心配があります。また視覚障害者の方向けへの展示や音声で作成されている選挙公報。これについて選挙のお知らせの浸透状況なども、存在知らないよという方が35%もいる。知っているが、受けてとる方法がわからないという方もいらっしゃるという方なので、しっかり周知するということが大変大事だなと思います。

障害者のこういう実態から見て、選挙というのは本当に視覚的情報が多いので、目が不自由な方が情報の入手から、投票し、帰宅するまで、たくさんの不便があるということで、障害がある方が安心して投票ができることは、横浜市の責任だと思いますので、改めて改善を求めて行きたいと思います。