2025年11月26日
横浜市長 山中 竹春 様
日本共産党横浜市議団 団長 古谷やすひこ
横浜国際園芸博で大阪・関西万博の未払い問題を繰り返させないための申し入れ
2027年に本市で開催される国際園芸博覧会GREEN✖EXPO2027において「GX House サプライヤー※」として認定された10社に選ばれているうちの1社である、フランス系イベント会社の日本法人GL Events Japan 株式会社(以下、GL)は、10月13日に閉幕した、大阪・関西万博で、マルタ、セルビア、ルーマニア、ドイツの4館を手掛け、一部で建設費の不払い問題を起こし、提訴されています。
吉村洋文大阪府知事は、開幕に間に合うのが難しいとしている参加国に対し、万博協会として「より積極的に支援すべき」との考えを示したうえで、パビリオンの建設を急がせる発言をし、地域中小企業の参入の旗振り役を果たしました。報道では、マルタ館の工事を請け負った一次下請けの代表が「開幕に間に合うよう、昼夜問わず工事を進めた。1日が48時間、73時間にも感じ、幻覚を見る日もあり、地獄のような現場だった」と、語ったとあります。工事の完成状況に応じ、段階的に代金が支払われる契約だったが、契約通りに工事を進めていたにもかかわらず、「25年2月を境に工事費が支払われなくなった」さらに、GLは、代金を支払わないだけでなく「工事を間に合わせるために費用を負担した」として、一次下請けに対して、費用負担を請求したとも報道されています。
他にもドイツ館やセルビア館を受注した別の下請会社も8月に未払い工事費の支払いを求めて提訴しています。
このような、未払い問題をいくつも起こしている会社がサプライヤーとして認定されていることから、下記の事項を申し入れます。
※サプライヤー:建材供給事業者
記
- GL Events Japan 株式会社を認定サプライヤーとして相応しいのか再検討すること。
- パビリオン建設で、大阪関西万博と同じような不払い問題が起きないよう、国、県、市、協会の責任を明らかにすること。具体的な防止策を策定し公表すること。
以上
