【報告者:古谷やすひこ 2025年10月29日】
高市政権が誕生して働き方改革の問題が話題になっています。
働き方改革じゃないです。逆ですね。労働法制の緩和、これ高市さんが指示をしたと聞いています。今、やっと働き方改革が、少しずつ具体化が始まっています。ただ結果が出てない分野がたくさんあるなと思っています。それと逆行するような形で労働法制を緩和するやり方はまったく間違っていると思います。
例えば教育の現場では、改正給特法の対応で、例えば、横浜市教育委員会は、労働時間を削減するような計画を作ってくださいということが求められています。それを出さければならないのに、この労働規制を緩和していくというのは、あまりにも逆行だと改めて言いたいと思います。さらに、横浜の教育現場では、過労死を出したということもあります。働いていて亡くなるというのは、どういうことなのかということが、諸外国からなかなか理解されないようなものですが、日本では起こってしまったということであります。先ほど読んだしんぶん赤旗の記事の中では、バス運転手さんの過労死の問題も出されています。これは過労死とは認められていない事例だそうですが、出されています。働くルールを会社側が守らないと、そんな中で過酷な勤務を強いられた方が亡くなったということです。
また医療の現場でも、特に救急医療の医師の体制のところでは、本当に厳しい体制です。他の科に比べて2倍以上の残業が強いられている。それをしなければ現場が回らない状況だということです。これは、改善してほしいと私も何度も質問したところです。なかなかこれ改善が図られていません。それが医師の働き方改革ということで一定進められようとしている中で、今の高市政権の労働規制緩和、まるで逆のメッセージだというふうに思います。それは、やっぱり私たち、現場を抱えているところとしては、しっかりその現場の状況を伝えながら改善を求めていきたいというふうに思います。
