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宇佐美議員が決算討論に登壇
10月23日、横浜市会2025年度第3回定例会の最終日、日本共産党は2024年度一般会計歳入歳出決算と6つの特別会計に反対しました。宇佐美さやか議員(神奈川区)が登壇しました。
前進面はあるが、看過できない問題点が改善されていない
宇佐美議員は、子育て支援や地域交通など「山中カラー」が見られる前進面を評価しつつも、議会で指摘してきた問題が改善されず、看過できない課題が残っていると述べました。
ひとつは国際園芸博覧会。1,000万人という過大な入場者数を見直さずに進めていることで、輸送や安全・環境面で深刻な問題を抱えていると指摘。また、大阪・関西万博で不払い問題を起こした業者がパビリオン建設に関わっている点も問題視しました。二つ目は、2026年度からの中学校給食のデリバリー方式。残食や異物混入が多く無理があることから、自校調理方式・親子方式への見直しを求めました。
物価高で市民が苦しむ中、料金値上げに反対、みどり税は廃止を
さらに、特別会計では、物価高の中で国保・介護・後期高齢者医療保険料の値上げを行ったことを批判。黒字を活かした国保料引き下げと「緑地を増やせないみどり税」は廃止をなど主張しました。
採決の結果、一般会計歳入歳出決算は、主要会派では、共産党以外の賛成多数で認定・可決。6つの特別会計も同じく賛成多数で認定されました。
古谷やすひこ議員「追加議案討論」
地域限定保育士の一般制度化に反対
横浜市会で「一時保護施設条例等の一部改正」議案が提案され、古谷やすひこ議員が反対討論を行いました。古谷議員は、「地域限定保育士制度の一般化」は、資格の規制緩和で担い手を増やす方式であり、保育職の専門性向上や処遇改善にはつながらないとして反対。保育士の専門性と社会的地位を尊重し、待遇改善を進めるべきであると訴えました。採決は日本共産党以外の賛成多数で可決されました。
白井まさ子議員「議案関連質問」
副市長に女性不在は残念
横浜市会で副市長人事議案が提案され、大久保智子副市長の後任に鈴木和宏都市整備局長が充てられました。交替により副市長4人全員が男性となります。白井議員は、行政トップに女性が不在となることをジェンダーバランスの観点から質し、女性管理職登用の加速を求めました。市長は「適材適所の人選」とし、女性部長級が2倍に増えたことを挙げ「今後も多様な人材登用を進める」と答えました。採決の結果、賛成多数で副市長人事議案は可決されました。日本共産党も鈴木氏個人について、不信任とする点は無いことから賛成しました。



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