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【議会のリアル】選挙管理委員会って、どんな人が選ばれてるのか、知ってますか?

【報告者:古谷やすひこ 2025年10月27日】

 今日は、選挙管理委員会のお話ししていきたいと思います。

 第3回定例議会が先日終了しましたが、その最終日の日で、港南区と南区、保土ヶ谷区、旭区、瀬谷区、この各行政区の選挙管理委員会の委員の選挙が行われました。

 皆さん、選挙管理委員会ってどういうイメージを持たれるでしょうか。ホームページにこう書かれています。選挙管理委員会は、選挙の公正かつ適正な執行を確保するために、地方自治法に基づき、都道府県や市区町村に設置されている行政委員会であるというふうに書かれています。横浜市は、それに基づいて設置されています。地方自治法に何て書かれているかというと、地方自治法の181条というところに、普通地方公共団体、これ横浜市ですね、横浜市は選挙管理委員会を置くというふうに書かれています。これに基づいて設置されています。それで、その181条の2項のところに、選挙管理委員会は4人の選挙管理委員をもって、これを組織するというふうに書かれています。ですから、横浜市の単位でも、区の単位でも、どっちも4人の構成というふうになっています。182条の5項のところに、その4人の構成というものに注文をつけています。委員は、この4人のうち2人が同一の政党、その他の政治団体に属するものとなることとなってはならないと書かれています。つまり、この4人はそれぞれ別の団体でなければならないと書かれています。横浜市はどうなっているかというと、ホームページに出ていますから見ると、公明党の和田さんが委員長を務めています。この方は、元市会議員です。立憲民主党の森さん、この方も元市会議員ですが、委員長の職務代理者になっています。委員のお一人が自民党の吉原訓さん、この方も元市会議員です。もう一人、藤代耕一さんは無所属と表記されていますが、この方も自民党の有名な市会議員さんですから、事実上、横浜市の選挙管理委員会は、自民党さんが2人、公明党さん、立憲民主党さんという構成になっています。その中でなぜ無所属という表記なのかというと、先程の地方自治法の182条の5項のところに2人が同一の政党から出ることとなってはならないということになっているから、表記だけ変えれば良いのか。この点も選挙管理委員会にも改めて確認をしていきたいと思います。