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【議会のリアル】横浜市が準備している避難所の収容人員が少なすぎる!

【報告者:古谷やすひこ 2025年10月19日

 決算特別委員会の最終盤を迎えております。

 今日は、総務局の審査についてお話をしたいと思います。児童相談所人員の未配置については、少し先の動画で述べさせてもらったので割愛します。

 その次に、地域防災拠点の考え方について質問しました。今想定の避難者数があります。それに比べて、地域防災拠点、いわゆる避難所で、収容可能人員が10万人低い数しか準備されていません。ですから、これは想定避難者数全てが収容できるような受け皿を作るべきじゃないですかということをまず釘を刺しました。これは認めています。そうすると、これからスフィア基準といって、避難民の方々が避難生活を起こるにあたって、最低基準を決めたスフィア基準というものがあります。それを地域防災拠点、避難所の面積基準に合わせたときに、それぐらいの面積をちゃんと確保するべきであるということをした場合に、現在の地域防災拠点のおよそ半分ぐらいになるということを試算しています。そうすると、今準備しているものだけでは足りなくなる可能性がある。そこから、実は考え方に相違があります。

 一つは、横浜市は何をしようとしているかというと、地域防災拠点以外のところは、補充的避難所を確保していくということを考え方の柱にしています。私は、地域防災拠点そのものを増やすべきであるというふうに思っています。補充的避難所というのは別に悪いとは言いません。ただし、ここには備蓄倉庫もありません。また日常的な訓練もありません。そういうところをだけを増やすというのは、先ほど地域防災拠点に想定避難者全てが収容できるような受け皿作るべきであるっていうことを述べました。このこととも相違します。間違っています。ですから、地域防災拠点そのものを増やすべきであるということを主張していきたいというふうに思います。

また、横浜市民の約6割がマンション住民であるということから考えて、マンション特有の防災課題について、対象のマンション住民の皆さんに対してしっかり啓発するためにはまだまだ取り組みが弱いと思います。しっかり啓発するためにはマンション防災に特化したパンフレット、東京では区ごとにいろんな立派なパンフレットが作られています。これに倣ってぜひ速やかに作るべきであるということを述べました。