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2025年 横浜市長選挙にあたって

日本共産党神奈川県委員会は、2025年市長選挙にあたって下記の声明を発表しました。お知らせします。

2025年7月20日

日本共産党神奈川県委員会

横浜市長選挙が7月20日告示、8月3日投票でたたかわれます。

4年前の市長選挙で日本共産党は、カジノ誘致を許さない市民・政党の共同の一翼をにない、現職や自民党擁立の候補を打ち破り、カジノ撤回を掲げた山中竹春氏の当選をかちとりました。

山中市長は就任直後にカジノ誘致の撤回を表明し、長年のカジノをめぐる問題に決着をつけたことは、横浜市の将来にとって極めて大きな意義をもつものでした。また、巨大劇場建設の撤回、子どもの医療費助成の中学3年までの拡充、出産費用ゼロに向けての一時金上乗せなど、従来の市政の流れと一線を画し、市民要望を前にすすめてきました。こうした力になったのは、カジノ反対の共同を引き継いだ「市民のための横浜市政をすすめる会」をはじめ、長年にわたって粘り強く市民の要求を掲げて声を上げ続けてきた市民運動の成果と考えるものです。

一方で、山中市政をめぐって新たな課題も明らかになりました。待ち望まれた全員喫食の中学校給食について、市民の要求に沿わない「デリバリー方式」での実施や、過大規模の国際園芸博の推進、巨大テーマパークを誘致する上瀬谷開発、関内駅や横浜駅周辺の大規模開発への法外な公費投入などは受け入れがたく、日本共産党市議団は今年度の一般会計予算には反対しました。日本共産党は、今後の市民のための市政前進にとって、これらの政策転換はどうしても必要と考えています。

以上の理由から、日本共産党としては、新しい市政を前に進めようとねばり強く奮闘している「市民のための横浜市政をすすめる会」の運動を尊重しつつ、政党として今回の市長選挙で山中市長を支援する立場はとらないこととします。

ひきつづき、新しい市政のもとで、市民のための市政の前進を進める立場でのぞむ決意です。

以 上