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2025年5月2日、横浜市の一部中学校が修学旅行で訪れる予定の大阪・関西万博をめぐり、日本共産党横浜市会議員団として、児童・生徒の派遣の見送りや、行先変更した学校の支援などを求める申し入れを行いました。
メタンガスの危険性、無視できない!
理由は「安全性への深刻な懸念」があるからです。
万博会場の夢洲では、4月5日に爆発の危険性があり、退避義務となる濃度5vol%(ボリュームパーセント)を超えるメタンガスが検出されています。その場所は昨年、実際に爆発事故が起きた地点のすぐ近くです。しかも、そのエリアは生徒たちがバスから降りて通るルートにあります。
現役のゴミの最終処分場である夢洲では、メタンガスは1日2トン発生するとされ、一定して発生しているのではなく、局所的に短期間で濃度が上昇することもわかっています。またこれから気温が上がればさらに発生量が増えリスクが高まります。事故が起こらないとは到底言いきれません。
また、熱中症リスク、トイレ不足、避難経路の確保の困難さなど、不安は尽きません。パビリオンの割り当て方式など、修学旅行先としての学習効果に疑問もあります。これらは、4月23日に万博会場を実際に視察して感じたことです。すでに派遣を中止した学校も出始めており、今後の市の対応が問われています。党議員団として、①児童・生徒の安全を第一に考えて、メタンガスの発生の問題を保護者・生徒に周知すること、②参加の見送りと行き先変更した学校への支援強化、③安全を考え欠席する生徒への親身な対応を行うことを強く要望しました。
大阪・関西万博を現地調査
4月23日、党市議団は大阪・関西万博に行き、子どもたちの修学旅行先として安全が担保されているか、2027年に横浜で開催される花博に、今回の万博の運営やインフラなどの課題が、どう活かされるかという視点で視察を行いました。詳細は後日、団HPに掲載します。ぜひ、ご覧ください。