白井議員:日本共産党を代表して質問します。よろしくお願いします。まず、GREENEXPO2027のヴィレッジ出展についてです。スライドをご覧ください。会場内に5つのビレッジが計画されているということで本市では、2023年令和5年度に業務委託で国際園芸博覧会におけるGX展開の基本事項検討が行われました。この検討の目的を伺います。
堀田局長:温暖化などの様々な地球環境問題に直面する中、グリーンエキスポの開催都市として2030年度のハーフカーボン、2050年のカーボンニュートラルの達成に向けまして環境先進都市としての役割を強く意識し、主体的に検討していく必要があると考えています。そこで、この委託業務を通じましてグリーンエキスポにおけるグリーン社会を実現する最新の技術と出会える場であるアーバンGXヴィレッジの基本的な事項を、整理するために行ったものでございます。
白井議員:報告書が出されておりまして見ております。これには、本博覧会でGXのショーケースを展開していくというふうにありまして、アーバンGXヴィレッジに配置される施設が示されております。横浜市主導出店のGXセンターというのも示されております。これは敷地の面積が4000平方メートル、そして2つの配置図の案もありまして、この事業費の試算として示されている建築工事・展示工事そして運営費、合計をしてみますと46億円というふうになっております。
この内容とこの事業費というのは、これまで協会が示していました建設費の320億円とは別物なのかどうか伺います。
堀田局長:令和5年度に行いましたが、この委託業務でございますが本市が主導してアーバンGXヴィレッジの構想案として検討し、取りまとめたものでございます。現在ヴィレッジ出店の出展者や市民参加プログラムなど、市民企業の皆様とともに作るエクスポとして博覧会協会と検討を進めておりまして、現段階では確定していない状況でございます。
白井議員:320億円と別ものかも確定をしていないのですか?
堀田局長:本市としても主体的に開催都市でございますので、主体的にですねこういったアーバンGXヴィレッジを…他もビレッジも含めましてですね、しっかりと発信していくというようなことは我々としての責務だというふうに考えております。ただ一方でいよいよ出展者、ビレッジ出店の出展者がかなり多くご賛同いただいて応募いただいておりまして、それを前提として会場計画の具体化を進めているところでございます。そういった方々とお話し合いをしながら我々の開催都市として指導して行っていくべき内容をですね、整理したり例えばそういった方々からそういった費用ですね、例えば寄付していただいて協賛していただいたり、または市民の方々のいわゆるボランティアそういったものによってどういうような開催都市として指導して発信できるのか、そういったものを検討しているところでございますので現時点では、要するに内外ということについてはですね、現在のところまだ確定していないということでございます。
白井議員:白井それではその、業務委託というのは本市が発注しているものですから報告書に示された事業費の46億円、本市が負担することになると考えるんですがどうなんでしょうか?
堀田局長:あの先ほど申し上げました令和5年度に行いましたこの委託業務というのが、あのしっかりと開催都市として本市が主導してですねこの図面で言うと、左側の青いところアーバンGXヴィレッジの構想案として検討し一旦取りまとめたものでございます。そうした中で、先ほど申し上げましたけれども、現在そのヴィレッジの出展者それから市民参加プログラムなど市民や企業の皆様とともにつくるエキスポとして、検討を進めているところでございまして現段階では確定していないという状況は変わっておりません。
白井議員:これから大きな負担が想定されるんですけれども、今の局長の答弁を受けましてお聞きをするんですけれども、この業務委託の費用というのは関連の事業の中には、今まで説明を聞いたことがないんですけれども関連事業としては教会の会場建設等の負担金とか、金助成費とか、周辺道路整備費などはあの計上されているというのは、説明を受けているんですけれどもこの業務委託の費用は別途形状なんでしょうか?
堀田局長:先ほど来お話ししているようにですね、このアーバンGXヴィレッジの関係につきましては、先ほども言いましたように他のビレッジも含めまして、今回の環境をテーマとする市民の皆様や企業の皆様とともに作っていくエキスポだというのを我々としてはコンセプトとして掲げております。そういったことを開催都市として抱えているコンセプトをですね、この中でどのように具体化していくのか、そういったことが非常に重要でございまして開催都市としてこういったものを先に検討してそれを教会とも共有しながら取り組んでいるという状況でございます。
白井議員:別途計上なのかを伺います。
堀田局長:別途計上をしております。
白井議員:この関連事業とは別に計上をして検討して、主導出典の事業費もかかってくると。会場計画のこの全体像が示されないままですから、このほかにももっと必要になってくるのではないかと思うのですけれども、その出店企業との本市のその密室協議のように見えるのですけれども、これでは市民が蚊帳の外という感じを持ちます。これではいけないと思うのです。あの今回の業務委託については、包括外部監査が行われてそこでの意見ではGREENEXPO2027の事業費は注目度が高く、アーバンGXヴィレッジの事業費に対する関心も非常に高いものがあると思われる。情報開示については、その方法やタイミングに十分留意していくよう必要があるとあります。この内容や事業費を議会がチェックできるように早く示すべきです。見解伺います。
堀田局長:アーバンGXヴィレッジでは先ほど申し上げましたとおり、エキスポのテーマである新たなグリーン社会の形成をコンセプトとしております。様々な企業から共感いただきまして、多くの民間事業者の負担による出店も予定されています。合わせまして市民の皆様の様々な形での参加そういったものも含めてそのプログラムの検討もしているところでございます。現在、会場計画が具体化と併せて事業費につきましても協会と連携しまして検討しているところでございますので、そういったことを踏まえまして今後、具体化していくということになるということでございます。
白井議員:それでは副市長に伺います。このヴィレッジ出店については検討中と、様々検討中ということなのですけれども報告書に基づいて具体化されるということは確かだと思います。この会場計画の全体像が未だに示されないまま、突然新たな市民負担額が示されては本当にたまりません。改めて本市としての国際園芸博覧会を市民とともに作るというこの姿勢を求めます。見解伺います
平原副市長:アーバンGXヴィレッジでございますけれども、これはエキスポのテーマでございます。新たなグリーン社会の形成をコンセプトしておりまして様々な企業から共感をいただいておりまして、多くの民間事業者から参画の移行をいただいているところでございます。現在こういった民間事業者の参画も踏まえまして、博覧会協会ではインフラをはじめとした会場計画の具体化が進められております。横浜市といたしましてもヴィレッジ出展者や市民参加プログラム、市民の皆様にどう関わってどう活躍していただくかということを、これからも進めてまいります。先生がおっしゃる通り市民や企業の皆様とともに作るというエキスポでなければ意味がございませんので、その姿勢はしっかり持って具体化を図っていきたいというふうに思います。
白井議員:もう1点副市長に伺います。これまで国際園芸博覧会協会では、海外からの参加は70の国と地域を目標としていると聞いておりました。最近の報道によれば参加を表明しているのは、30カ国にとどまっているとされております。本市は多くの国と関係を築いている国際都市ですから、本市が主体的に海外からの参加を働きかけるべきだと思います。見解伺います。
平原副市長:外務省の方ですね、約130の駐日大使への働きかけを行っておりまして、また在外公館から各国の政府への所管発送など出展に向けた働きかけを精力的に行っているところでございます。ただ横浜市としても開催都市でございますので、独自の海外都市とのネットワークとか例えば今年8月にTICADとか開催されますし、またCOPなどの予定もされております。こういった国際会議の機会を活用しまして横浜市としても海外からの出展に向けて、しっかりと働きかけを行ってまいりたいというふうに思います。
白井議員:その点は是非よろしくお願いいたします。それでは次です。上瀬谷の新たなインターチェンジについてです。スライドをご覧ください。環境アセスメントで示されたものですけれども、東名高速道路からの3案が示されております。インターチェンジ構造についての検討状況を伺います。
堀田局長:土地の高低差など地形的な特徴や周辺環境を与える影響、将来の土地利用の状況なども踏まえながら構造の検討を進めております。特に農業振興地区内につきましては、照明や日陰等による農作物への影響がなく農地が分断されないよう…もしくは半地下とする方向で検討を進めております。
白井議員:物流地区の事業者に、この整備費負担を求めると聞いておりますけれども東名高速道路からどのような構造でそこまでつながるのかを伺います。
堀田局長:物流地区では民間事業者が自動運転等の新たな技術を活用しまして、高速道路と直結する機関物流拠点を計画していることから、物流地区へスムーズにアクセスできるような構造となるよう検討を進めております。そのため機関物流拠点を計画している事業者にも、費用の負担を求めることとしております。
白井議員:観光にぎわい地区の事業者を募集した段階で、インターチェンジの整備は本市が行うとしていましたから決まったテーマパーク事業者にはこの整備費の負担は求めていないのですけれども、テーマパークの来場者がこのインターチェンジを利用するということは確かなことですから、テーマパーク事業者に負担を求めるべきと考えます。見解を伺います。
堀田局長:新たなインターチェンジは、上瀬谷地区に整備する広域防災拠点の機能を最大限に発揮するとともに、物理地区や観光にぎわい地区、新たな公園へのアクセス道路ともなります。さらには地区周辺で事業を営む方やお住まいの方々も含めまして幅広くご利用いただくものとなっております。そこで整備にあたっては国費の導入とか、NEXCOの負担については求めていきますが、そういった調整も進めておりますが、それを前提として今後もしっかりと取り組んでまいります。
白井議員:事業にあたっては、この利用実態にふさわしい負担ということを改めて求めて終わります。
