盗作教科書の採択はやめて!
横浜市教育委員会は、4日の定例会で来年度から中学校で使用する教科書の採択を行います。日本共産党横浜市議団は1日、歴史と公民の教科書採択をめぐって、JR関内駅前で「盗作・盗作疑惑で問題のある自由社・育鵬社の教科書を採択の対象外にせよ」と、アピールしました。
自由社は7月、歴史教科書の年表が他社の歴史教科書からの「ほぼ引き写し」であることを事実上認め、同社の歴史教科書を使用している市内中学校の校長あて詫び状を送付しました。30日には、2012年度用教科書とほぼ同じ内容の市販本を回収していることが明らかになりました。
市民団体の「子どもと教科書ネット21」などは、育鵬社の教科書も他社のものと酷似している図版を使用していることを指摘しています。
駅前でのアピールでは、市議団がこうした両社の問題を指摘。現在、市内18区中8区で自由社版の歴史教科書を使用していることを述べ、「回収は市販本だけで、いまも多くの子どもたちが何も知らずに盗作教科書を使わされている。早急に、市教委は他社の教科書と交換するとともに、自由社、育鵬社の教科書を採択の対象から外すべき」と訴えました。
男性は、「教科書で不正があったとは初めて知った。許せない」と、盗作問題を告発する市政新聞号外を受け取りました。
配布した横浜市政新聞7・8月号外は、こちらをごらんください。