地元では怒りが充満、横環南線の土地収用手続きは中止せよ
道路局審査で岩崎ひろし議員は、横浜環状南線事業、川和踏切の立体交差化、戸塚駅東口の再整備について、質問しました。
岩崎議員は質問に先立って21日、南線と上郷公田線の二つの並行する巨大なトンネルが約290戸の住宅の真下を貫通する栄区公田町付近を視察し、朝日平和台自治会と湘南桂台自治会のみなさんと懇談してきました。また、1月31日と2月1日の公聴会にも参加しました。岩崎議員は、これまで事業者、市、自治会との間で行ってきた意見交換会を突然中止していきなり説明会を実施するなどの収用手続きの強行に、地元の方々が憤っている様子を強く感じてきました。
現在、上郷公田線の用地取得率は面積で86%、権利者数で約25%です。岩崎議員は、国交省通達では用地取得率は権利者数で算出すると定義されているのに、横浜市のホームページでは面積の取得率が公表されていると指摘し、訂正するよう求めました。その上で岩崎議員は「現地は憤りが充満していて、理解とは対極にある。土地収用手続きの中止を強く求める」と述べました。
道路局長は、ホームページの記述については誤解を招くといけないので表現方法を検討すると答えました。
2013年度に人身事故があった川和踏切の立体交差化を求める1万人を超える署名が横浜市に提出されています。岩崎議員は、それらの人々の思いを受けて、立体化を一日も早く実現させるよう求めました。
道路局長は、川和踏切の立体交差化については事業の規模が大きく、今後のまちづくりにも及ぼす影響も大きいので、関係部署と連携を図りつつ、さまざまな事業手法の可能性について、継続して検討していきたいと答えました。
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